触ってわかる、中学数学

公式を暗記する前に、スライダーを動かして、図をタップして、「なぜそうなるか」を目で確かめる学習アプリです。方程式の天秤、速さのアニメーション、展開図が立体に折りたたまれる様子など、中学3年間で習う「分かりにくいところ」を集めました。

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中1・中2

方程式は「天秤」

方程式が分かりにくいのは、「=(イコール)は、天秤がつり合っている状態」というイメージがないからです。左と右に同じことをする限り、天秤はつり合ったまま。だから「両辺から同じ数を引く」「両辺を同じ数で割る」が許されます。下の天秤で、ステップを1つずつ進めてみましょう。

ポイント:x の箱が1つだけ左に残れば、それが答え。右のおもりの数がそのまま x の値です。

自分で方程式を作って解く

a と b を変えると式が変わります。答え x が整数になるよう、右辺は自動で調整されます。解き方の2ステップも連動します。

チェック問題

Q. 方程式 5x − 3 = 17 を解くと、x はいくつ?

中1・中2

速さ・時間・距離

「みはじ」で丸暗記すると、単位換算や応用でつまずきます。大切なのは 速さ =「1時間あたりに進む距離」 という意味。速さと時間を動かして、車の進み方とグラフがどう連動するか見てみましょう。

進んだ距離
90 km
分速にすると
1000 m/分
秒速にすると
16.7 m/秒

距離と時間のグラフ

表で見る

グラフの傾きが速さそのもの。速さを上げるほど傾きが急になります。距離は時間に比例するので、グラフは原点を通る直線です。

「みはじ」の円をタップ

知りたいものを隠すと、残りの2つの関係が見えます。各部分をタップしてみましょう。

距離 き 速さ は 時間 じ
タップして公式を確認
円の各部分をタップすると、その量を求める公式が表示されます。
チェック問題

Q. 時速 80km で走る車が、200km 進むのにかかる時間は?

中1〜中3

単位換算は「大きさの感覚」

km と m、時速と秒速…。換算で間違える原因は、「1大きい単位 = 小さい単位何個分か」の感覚がないことです。値を動かして、全部の単位で同時に見てみましょう。たとえば長さは、1km の中に 1m が1000個入っています。

を換算すると…

速さの換算でよくある勘違い

時速36km は、秒速にすると何 m でしょう? 36 ÷ 3.6 = 10m/秒。つまり 「時速を 3.6 で割ると秒速」。理由は下の通りで、丸暗記しなくてもたどれます。

36 km/h
1時間に 36km 進む、という意味
= 36000 m ÷ 3600 秒
km → m は ×1000、時間 → 秒 は ×3600
= 10 m/秒
分速なら 36000 ÷ 60 = 600 m/分
チェック問題

Q. 1.8 km は何 m?

中1・中2・中3

関数:式・グラフ・表は同じもの

関数が苦手になるのは、式・グラフ・表を別々に覚えるからです。本当は全部「x と y のペアの集まり」。係数 a・b を動かすと、式・グラフ・表が全部同時に変わることを確かめてください。公式の部分をタップすると、グラフのどこに対応するか光ります。

公式の a や b をタップすると、グラフの中で対応する部分が光ります。
チェック問題

Q. 一次関数 y = 2x + 1 で、x = 3 のとき y はいくつ?

中1・中3

立体と展開図

展開図の問題は「頭の中で折る力」の勝負。下のスライダーで、立方体の展開図が少しずつ立体に折りたたまれる様子を自分の手で動かせます。各面をタップすると、立体になったときに向かい合う面が分かります。

前front
上top
下bottom
左left
右right
後ろback
面をタップすると、その面と向かい合う面を表示します。

辺の長さを変えると、表面積と体積は?

公式の部分をタップすると、図のどこを計算しているのか光ります。辺を2倍にすると、表面積は4倍、体積は8倍になることにも注目。

公式の部分をタップすると、図の中で対応する部分が光ります。

円柱:公式は「底面」と「側面」に分けて考える

円柱の側面を展開すると長方形になります。その横の長さは底面の円周(2πr)とぴったり同じ。だから側面積は 2πr × h です。

公式の部分をタップすると、図の中で対応する部分が光ります。
体積
表面積
チェック問題

Q. 一辺 4cm の立方体の体積は?

中1・中3

割合と相似

割合は 「もとにする量」と「比べる量」 の2つを区別できるかが全て。帯の図で、全体のうちどれだけが「比べる量」なのか目で見て確かめましょう。相似では、辺が k 倍になると面積が k² 倍になる理由も図で分かります。

「比べる量 ÷ もとにする量 = 割合」。パーセント表示は割合 × 100 です(35% は割合 0.35 のこと)。

相似:拡大すると面積は何倍?

辺の長さ
面積
面積比

面積は「たて × よこ」の両方が k 倍になるので、合わせて k² 倍。体積なら k³ 倍です。これが相似の計算で一番間違えやすいポイント。

チェック問題

Q. 相似比 1:3 の2つの図形の面積比は?

中3

三平方の定理

a² + b² = c² の正体は、各辺の上に立つ正方形の面積の関係です。直角三角形の2辺を動かして、斜辺の正方形の面積が、他の2つの正方形の面積の合計と常に一致することを確かめてください。

2つの正方形の面積の合計
斜辺の正方形の面積とぴったり一致します

使い方:斜辺の長さを求めるときは c = √(a²+b²)。逆に、3辺の長さが分かれば a²+b²=c² が成り立つかどうかで「直角三角形かどうか」を判定できます。

チェック問題

Q. 直角をはさむ2辺が 6 と 8 の直角三角形で、斜辺の長さは?

中2

確率とデータ

確率は「計算」だけの話ではありません。実際に何百回も試すと、割合が理論値に近づいていく——これを自分の手で試せるのがシミュレーションです。回数を増やすとグラフがどう落ち着くか観察しましょう。

試した回数
0 回
最後の結果
—

棒の長さは「その目が出た割合(相対度数)」。点線の位置が理論上の確率です。回数が少ないうちはブレが大きく、増えるほど点線に近づきます。

平均値と中央値はどう違う?

データ:3, 5, 5, 7, 9, 11, 40 —— 最後の「40」のような極端に大きい値があると、平均値は引っぱられて大きくなりますが、中央値(真ん中の値)は動きません。

平均値
中央値
最頻値(モード)
5

並べたとき真ん中(4番目)の値が中央値。オレンジ色のチップが中央値です。極端な値を動かしても中央値が変わらないことを確認してください。

チェック問題

Q. サイコロを1回ふって「偶数の目」が出る確率は?